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悩みは自己成長のみなもと。 | 樺沢紫苑 著「言語化の魔力」レビュー

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もっと仕事をサクサクこなしたい。

もっと人間関係を円滑にしたい。

もっと副業で成果を出したい。

そんな風に思いながらも私は日々の仕事の忙しさにかまけてなんとなく過ごしていた。

ある日の朝「今日も現場か…」と腹をくくって自宅を出て、いつものように聞く読書をしながら駅に向かう。

イヤホンを耳に突っ込み、Amazonオーディブルを開くと、周りの本と比べ明らかにデカい文字で描かれた『言語化の魔力』という言葉が目についた。

「魔力?」

ちょっと怖いイメージを持ったが、言語化することでなんかすごい事ができるようになるのかな?と思い、聴き放題プランに入っているという事もあってごく軽い気持ちで聴き始めた。

2.0倍速で聴き始めて10分後。

自宅を出たときのあの重たい気持ちはすっかりどこかへ消え去っていた。

魔力とやらに救われたのかもしれない。

悩み現在進行中のひとはもちろん、悩みがない超うらやましい方達も、あなたの大事な人達の悩み解消に役立てて欲しい一冊なのでぜひ読んでほしい本です。

注記:ただし、悩みを話せる人がいない。辛くて辛くて今にもこの世の中からいなくなりたい気分の方は、こちらに迷わず電話して話しだけでもいいので話して下さいね。電話相談窓口

悩みは幼なじみ

『言語化の魔力』を読む前までは悩みなんてない方がいいと生まれてこの方ずっと思っていましたが認識違いでした。

そう、思い返せば自分の成長のタイミングでは悩みが必ずあったんです。

例えば、小学校6年生の時に挑戦した応援団長。

親の後押しもあり、もともと自分自身そこまで前に出る性格ではなかったものの、自分を変えたいという気持ちは少なからずあったので思い切って立候補しました。

人前が苦手なのに大勢の人前で喋らないといけなかったり、言うこと聞かない下の学年をまとめなくてはいけなかったり、結構大変でした。

放課後残って応援の練習をするなどして一生懸命取り組んだが、結果は敗北。

教室でかなり泣いて周りに心配されたのを覚えています。

そんな悩みを伴う挑戦があったから中学校に上がってからも、勉強や部活に本気で打ち込むことができ、苦しくも楽しい充実した青春を過ごせたのだと思います。

社会人になってからもそう。

初めて1から10まで仕事を1人でやった時のこと。

出稼ぎの直手労務だったので昼間は現場で突っ張りでヘトヘトになり、夜は毎日22時23時まで書類仕事や測量準備をしていて毎日生きた心地がしませんでした。

すぐにでも逃げ出したかった。

深夜に上司2人の前で「もうできないです。辞めさせてください。」と泣いたこともありました。

だけどそこを乗り換えたから今、こうして生活できているのだと思います。

悩みが大きいほど、のちに得られる自己成長は大きいものになりますよね。

魔力じゃなくてもいい気がする

ちなみにこの本のタイトルでは『魔力』という言葉を使っていますがそんな怖い言葉がマッチするような本ではありません。

わたしなら『言語化の魔力』ではなく『言語化のチカラ』と名付けたい。

なぜなら言語化をすることでたくさんの『チカラ』を得ることが出来るから。

例えば私が得られると感じたチカラは、『問題解決力』『自己回復力』『視座転換力』『人を頼る力』『行動力』などなど。

言語化をすることで様々なチカラを手に入れることができると、この本を読むことで分かりました。

私の本業は「工事現場の監督」だが、立場上、普段から非常に悩みが多いです。

しかし、本書より『チカラ』を得たことで以前よりも楽な気持ちで日々の仕事に前向きに取り組むことができるようになりました

「悩み」の性質を知る

本の中でこんな一節があり非常に印象的だったので以下で引用いたします。

忙しくても仕事に対してのコントロール感があればストレスは低い。むしろ充実してる、楽しいと感じる。

人は悩みの根本原因が消えてなくてもコントロール感を取り戻せば復活する。

「何とかなる」気持ちで人は復活する。

目から鱗でした。

だから新人の時、ひとり現場、山形からの出稼ぎ直手労務で現場やってた時はつらかったんだ!

仕事もよくわからないので、暗闇の中で声だけを頼りに歩くような、コントロール不能な状態だったからつらかったんでしょうね。

もし仕事が分かっている状態で夜遅くまで残業していたのだとしたら、まぁ、大変だけど泣くことはなかったでしょう。

いま思い返せば、あのつらかった時にやるべきだったことは、闇雲にがむしゃらに仕事することじゃなくて、たとえ休みの日でも時間を確保して上司にトコトン仕事のやり方を聞き、臨場感をもってイメージできる状態に意識を持っていくことだったんだと思いました。

当時の私は「どうせ俺なんて誰も面倒見てくれねぇよ」とふてくされて仕事していましたが、それは間違いでした。

悩み特有のクセにすっかり脳を支配されていたのです。(人は悩むと視野が狭くなり人が助けてくれるわけないと思ってしまうらしい)

悩みには性質があるようです。

人は悩みに直面して八方塞がりだと感じると「もうだめだ」と感じてしまう。

いわゆる「詰んだ」と感じる状態。

そして人はそういう状態になるとネガティブな事しか考えられなくなるようです。

今の時代、グーグルで悩んでいることを検索すれば色々と近いことがヒットするのに、詰んでしまった思考の人はそれをする思考にいたらない。

「もう何もできることはない」と勝手に脳が考えて、それをグルグルと繰り返し思考してしまう。

だから事前に悩みの性質を知っておくことは大事です!

わたしが本書で紹介していて特に知っておいた方が良いと感じた性質は「コントロール感の有無」を注視すること。

例えば、残業毎日5時間6時間当たり前のブラック企業に勤めて3ヶ月でうつになる人がいたとします。

一方でそんなブラック企業にもう3年も努めているけどピンピンしている人もいたりします。(珍しいけど)

両者の違いは、「コントロール感の有無」

ブラック企業に勤めていても、自らが主体的に動ける、裁量があると感じられる場合だと元気な人はいるということです。

悩みは言葉にすると止まる

本書を読んで感じたことは「悩み」について「子供のよう」ということ。

なぜなら、悩みは言語化すると動き回るのを止めるから。

悩みは言葉にすると9割解消すると、精神科医である著者は述べています。

悩みってこう、頭の中をグルグルグルグル走り回るじゃないですか?

反芻思考っていうらしいですが、これがなかなか厄介なんですよね。

いうなれば大事な仕事の打合せをしてるのに机の周りを子供達が追いかけっこしてるような。

やめなさいって言ってもなかなかやめてくれないですよね子供って。

でも、そんな時におっかない母ちゃんが鬼の形相で現れるとだいたい止まるじゃないですか?

こんなイメージで、悩み君も言語化してあげることでだいたいの悩み君は動き回るのをやめてくれます。

具体的な言語化の方法は、「親しい人に話を聞いてもらう」「紙に書き出す」ということが最適だそう。

こんな簡単な方法で悩みの9割は解消するっていうのだから、まずはこれだけ覚えておけば何らかの悩み解消法の糸口が見出せるのではないでしょうか。

まとめ:樺沢紫苑 著「言語化の魔力」レビュー

『言語化の魔力』は、言葉の力を最大限に活用する方法を解説しています。

この本は、読者の「つらい」「くるしい」の元になっている悩みから解放してくれる本です。

ネタバレになってしまうので本レビューでは触れなかったが、本書には多くの具体的な言語化の方法やテクニックが紹介されております。

冒頭でも述べましたが、悩み現在進行中のひとはもちろん、悩みがない超うらやましい方達も、あなたの周りの大事な人達の一助にして欲しい一冊なのでぜひ読んでほしい本です。

『言語化の魔力』は、言葉の力を活かしてより豊かな人生を送りたいと考える人におすすめの一冊です。

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