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【読書レビュー】学びを結果に変える「アウトプット大全」を読み、学びや発信のモチベが上がった話

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はんおじです。

今回は、精神科医でありながら作家として本を45冊も出版し、映画評論家でもあり、さらにYouTubeの登録者数30万人という何だかすごそうな肩書きを並べる著者「樺沢紫苑」(かばさわしおん)さんの本「学びを結果に変える『アウトプット大全』」をレビューしていきます。

この本をひとことで説明すると、アウトプットの基本・方法・ブースト方法・トレーニング方法、さらには関連するライフハックなども盛りだくさんに書かれている、言わばアウトプットの百科事典です。

そもそも、本を読んだり、セミナーを受講したり、YouTubeで知識のインプットはしているのにいまいち記憶に定着しないという人はアウトプットが足りていない可能性が高い。本書ではインプットとアウトプットの黄金比は3:7と提唱しています。資格の勉強に例えるなら「参考書での学びが3」で「問題集や模試での実践が7」がいいらしい。

インプットはしているはずなのに勉強や仕事で成果が出ないと悩んでいる人は一度この「学びを結果に変える『アウトプット大全』」を読んでみることをおすすめします。

本書の要約

まずは本書の要約をしていきます。

1.インプットを無駄にしないためにアウトプットする

まず、自己成長曲線はアウトプットの量で決まる、と著者は主張している。

こんな体験はないだろうか。

本を一冊読んだことに満足して内容がそこまで頭に残っていない。つまり記憶に定着していないということなのである意味時間の無駄であり、「本を読んでるオレって、知的でかっこいいやんな!」と自己満に浸っているだけの虚しい行為とも言えます。

著者は人間の脳では、何度も使う重要な情報を「長期記憶」として残し、重要でない情報は忘れるように作られていると述べています。そして脳の仕組みを利用して2週間に3回使った情報は長期記憶され忘れにくくなるとしている。

例えるなら、タンスに仕舞ってあるTシャツ。気に入っていて何度も着ているTシャツは何度も目にするのでより好きになるし覚えているし大抵、上の方にある。一方で一度「これじゃないな」認定して着るのを見送るとどんどん下の方に埋もれていってしまい、いずれ記憶の彼方へお行きになってしまうのに似ていますね。

このようにせっかくのインプットを、忘れられて襟がよれよれになったTシャツのようにしないよう、ここでは2週間に3回のアウトプットで長期記憶になるということを覚えておいてほしいです。

2.もっとも簡単で手っ取り早いアウトプットは「話す」こと

この本では、昨日の出来事を話すことも立派なアウトプットだとしています。「昨日、電車の中でさ、目の前に全身ピンク色の格好をした女性とも男性とも取れない中年の人が来てさ、びっくりしたよ」などと友人や同僚に話すことも立派なアウトプットです。

読んだこと、聞いたこと、体験したこと。それについて第三者に言葉で話してみましょう。

これと同様に学んだことも話をしてみましょう。例えば「本で読んだんだけど、ポジティブな言葉を口にするだけでも幸せl度が上がるらしいよ」と2週間のうちに同僚、友人、家族に同じことを話します。(本書ではこれにプラスして自分が感じた気づきや感想をプラスすることも大事としている)

これだけで2週間で3回同じ情報を使うことになるので脳に長期記憶として認定され、長期記憶の棚に殿堂入りする、そんなイメージです。

また、そんな話すというアウトプットをする時に意識しておくと、よりアウトプットの質が高まります。この本にはアウトプットにより、多くの成果を得るための、数々のhow toがこの本には盛りだくさん書かれています。目次を見て自分が得たい知識が書かれている部分をピンポイントで学び、補える、そんな文章構成になっているのもこの本の特徴です。

3.アウトプット力を高める7つのトレーニング方法

ここでは何をどうやってアウトプットすればよいかが解説されています。その1つ目として解説されているのが「日記を書くこと」です。

日記を書くという行為は、書くことがない人でも今日一日過ごしたのだから、何かしらの出来事があったわけです。著者は日記を書くことで5つのメリットがあるとしています。

1.アウトプット能力が高まる

 毎日アウトプットすることで、アウトプットする週間が身につくと言います。また文章を書く能力も高まるといいます。

2.自己洞察力・内省能力・レジリエンスが高まる

 一日を振り返って今日の出来事を書くことは、自分自身を見つめ直すという作業だと言います。だから日記を書くことで自己洞察力が鍛えられます。同時に内省能力が高まり、自分の性格の欠点・短所も見え客観的に把握できるようになるといいます。また、日記を書くことでレジリエンス(打たれ強さ)が高まるといいます。日記療法というのもあるくらいなので、一定の効果があるようです。

他にもたくさんの情報が書かれていますので、すべての内容を読んでたい方は本書を手に取っていただければと思います。このような形で著者の経験と知識からアウトプットに関連したライフハックやトレーニング方法などについて様々に書いてある本になっています。

著者紹介

本書を書かれたのは下記の作家さんです。

名前:樺沢紫苑

生誕:1965年10月27日生まれの57歳

出身地:北海道札幌市出身

出身校:札幌医科大学医学部卒

職業:精神科医、作家、YouTuber

大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務後、2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学し、うつ病・自殺について研究。帰国後は東京で樺沢心理学研究所を設立。

現在はインターネットを用いて、精神医学や心理学・脳科学の知識や情報を発信。情報発信歴は20年を超え、メルマガ、Twitter、Facebook、Instagramなど複数のインターネット媒体で累計70万人以上のフォロワーを抱えており、「日本一アウトプットする精神科医」として活動中。

シリーズ90万部超えの『アウトプット大全』(本記事紹介の著書)『インプット大全』(サンクチュアリ出版)をはじめ、45冊の著書がある。(2023年現在)

※Wikipediaより引用

著者が伝えたいメッセージ

著者自身は毎月20冊以上の読書を30年以上続けているが、ある時、いくらインプットしてもちっとも成長していないということに気がついたそうです。それ以来、意識的にアウトプットを強化して今日に至ったといいます。

こういった著者の過去の悩みから、「自分の意見をうまく伝えたい」、「交渉や営業が得意になりたい」、「いいアイデアが浮かぶようになりたい」、「仕事や勉強の成果をもっと出したい」と、こんなふうに思っている人に向けて、脳科学や心理学といった著者の専門知識と経験を基にアウトプットを強化してもっともっと成功していってほしいと書いた本とお見受けいたします。

読んだ感想

単刀直入に言ってこの本は成功するためのライフハックを「アウトプット」という視点でまとめ上げた「成功する方法百科事典」のように私は感じました。

なので、一つ一つの内容は短くコンパクトに要点がまとめられすごく読みやすい反面、特定の内容についてディープに掘り下げて知識を付けたいという人には物足りない本となっています。

私自身、この本を読んだ時点で少なくとも1年間くらいは継続して毎月2・3冊の自己啓発本を読んでいるので当然重複してくる内容はありますね。

しかしながら、私なりに「ここは覚えておきたいな!」という点も9個ありました。ここではその中から3つの内容について刺激を受けた部分の感想を紹介したいと思います。

1.「本当にやりたいこと」を優先するために

ここで書かれていることを先に書きますと、なんでもかんでも頼まれた仕事をやっていると「本当にやりたいこと」ができなくなってしまうということです。

これは自分自身かなり思い当たるフシがありまくりで心が痛い内容でした。なんでそんなに心が痛かったかといえば、「頼まれた仕事を断ると信頼関係が崩れて人間関係にヒビが入る。つまり、あいつはやりたくない仕事はやらないずるいやつだ」、と思われそうで怖かったからであります。

しかし、本書では「仕事を断る=仕事が来なくなる」ではなく、「仕事を断る=仕事が来るようになる」と述べています。なぜかというと、上手に断ることで相手には「引き受けられないほど人気がある」という証明になるからです。

例えば、人気のレストランに電話し、3ヶ月先まで予約でいっぱいだったら「相当おいしい良い店に違いない!」とさらに行きたくなる。そんな心理と同じだといいます。

これから独立開業して働いていこうとしている私にとってはとてもスリリングな内容ではありましたが「一理あるな」とも思いました。

当面はマジでやりたくない仕事(自分が向いていなく時間がかかる仕事)以外はすべて受けて事業の認知を獲得することが先決だと思いますが、軌道に乗ってきたら少しずつ実践したい内容でした。

2.説明する 「意味記憶」から「エピソード記憶」に変換

意味記憶とは、例えば「りんご英語で言うとアップル」というように、単純に○○は●●などと意味だけを記憶することで、覚えにくく忘れやすい特徴があるとのことです。

一方、エピソード記憶とはそのものの生い立ちやストーリーと紐づけて覚える記憶で、覚えやすく忘れにくいという特徴があるようです。

確かにそうだなと思いましたね。なぜなら、中学校の頃に必死で覚えた数学の公式はほぼ覚えていないのに、幼稚園の頃に実家の外で見かけたカラスを追いかけてったら逆にカーカーこっち向いて鳴かれて怖くて泣いたりっていう、子供の頃の記憶なんかは鮮明に覚えていたりしますからね。

これからは何かを覚える時はエピソードやストーリーを利用して覚えてみようと思いました。

3.アウトプットの速度を上げる

本書ではアウトプットの速度を上げるためにパソコンの入力スキルも解説してあります。

その中でもこれはすぐ使えるし、入力が早くなりそう!と自分なりに思ったものを紹介します。それは、①いつも同じ入力環境で作業するということ、②Google日本語入力を使う、③単語登録を徹底するという内容です。

①のいつも同じ入力環境で作業する、についてですが、私は会社ではWindowsのノートパソコンを使い、家でブログなど書く時はMacBookを使っています。確かにこれじゃローマ字・かな入力の切替えボタンが違うなどして効率は悪くなりますよね。

②のGoogle日本語入力を使うについては初めて知ったことでした。標準のIMEは確かに学習能力がいまいちで使いづらいなと思っていたので、思わぬところで有益な情報を得ることができて嬉しかったです。早速、会社のパソコンにインストールして試しています。

③単語登録を徹底するということについては、これも今までまったくやってきていなかったので著者が1000の単語登録をして使っていると聞いて驚きました。これも②と合わせて早速自分の名前や住所から登録して使っています。今まで一からすべて入力していたのが馬鹿らしくなりましたね。

まとめ:【読書レビュー】学びを結果に変える「アウトプット大全」

というわけで今回は、精神科医でありながら作家として本を45冊も出版し、映画評論家でもあり、さらにYouTubeの登録者数30万人という、何だかすごそうな肩書きを並べる著者「樺沢紫苑」さんの本「学びを結果に変える『アウトプット大全』」をレビューしてきました。

此の本を一言で言い表すと、アウトプットの基本・方法・ブースト方法・トレーニング方法、さらには関連するライフハックなども盛りだくさんに書かれている、言わばアウトプットの百科事典です。

この本を読み、自分に足りないと思われることを一つ一つ実践して試してみると自己成長が促進され、新たな自分に出会えるかもしれない。(自分の頑張り次第だけど)

今回のレビューは以上になります。

ご精読ありがとうございました。

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