土木の現場監督ってすごい大変そうだけど、いいことあるの?
こんな疑問を持っている方のために今回は下記のポイントにしぼって書いてみたいと思います。
土木の現場監督をやるメリットや、やっていて楽しいこと
ここで簡単にわたしの自己紹介をさせてください!
わたしは土木の現場監督を17年間やっていて、三児の父親であるごく普通のおじさんです。
そんな普通のおじさんから現場監督未経験の方たちにエールを込めて書いていきたいと思います。
また、現在、現場監督をやってらっしゃる方たちにも改めてメリット再確認の意味も含めてお伝えいたします!
土木の現場監督をやるメリットや楽しいこと
実は私自身、メリットがあるから土木の現場監督をこころざしたわけではありませんでした。
大学は土木系の学校にいっていましたが、特に現場監督がやりたかったわけでもありませんでした。
でも若さゆえか、どんな仕事でも俺にはできるという自身があったんですよね。
若いってこわいですね!笑
まあそれで会社説明会で気になった会社に行ったらたまたま現場監督の会社に縁があって、現場監督になることになったという経緯なのです。
水道工事会社で感じたメリット
水道工事会社で感じたメリット
最初に入った水道工事会社でまず感じたメリットが下記です。
私用を日中にすることができる
外出して一日中寝れる
ちなみに言っておきますが、今はそんなことしないので昔のことなので許してくださいね!
まず1つ目について説明しますね。
当時わたしが在籍していた会社は、仕事のスタイルとして、現場を実際に施工する作業班が現場に関する業務を全て行うスタイルでした。
写真撮影も作業班がやっていました。
なので、監督はしょっぱなの施工前の段取りやPRを行えば現場に居なくても現場が動くようになっていたのです。
だから、日中、私用があればでかけることができていました。
二つ目についてですが、究極に仕事が薄い日は適当に理由をつけて外出し、一日中寝れるというのは、一度だけなんですがやったことがあります笑
その日は雨で施工が中止になったんです。
なので、施工箇所沿線の住民の方々に中止の連絡と明日施工する旨を伝えに行きました。
一通りPRが終わったので少し車の中で休憩したのですが、その日はマジでやる気がなくて。
急ぎの仕事も無いし今日はこのままいつまで寝れるかやってみようと思ったんです。
で、結局誰からも電話が来なくて、起こされることもなく夕方に笑
なんてことも最悪できちゃう環境ではありました。
ちなみに確認ですがやることはやっての事ですからね!笑 参考までに!
その後、転職した一般土木工事の施工管理会社では下記のメリットや楽しさを感じました。
施工した場所を人に自慢できる
大変だけどやりがいがハンパない
たまに住民に感謝される
道路や河川、橋などがどのように造られるか、知ることができる
自然災害の恐ろしさを身をもって体験することができる
まだまだ絞り出せばありますがとりあえずこんなもんにしておきますね。
まず一つ目の施工した場所を人に自慢できるについてです。
割と自己満みたいなところありますけれど、
『ここパパが造った道路なんだぞー!』
などと自慢しちゃいます!
『ふーん』
みたいな微妙なリアクションだったりもしますけど、そんなの関係なく自信満々に自慢しちゃいます!
だって汗水たらし苦労して悩んで頑張って造ったものですからね!
二つ目は、大変だけどやりがいがハンパないということです。
土木工事というのは公共の場所で新しくなにかを造ったり、直したりするので、「じゃあ明日から施工しようー!」といってすぐにできるわけではありません。
役所、警察、消防、地元、協力業者、社内など多方面に対して色々と打ち合わせをしたり、工事の説明をしたり、予算の話をしたりして全てオッケーをもらわないと
施工ができません。
施工が始まってからもいくつも障害になることがあったりしてその都度悩みながら施工を進めていくのです。
だけども、そうやって一歩ずつ地道に仕事を積み重ねていき、ようやく道路や橋脚などの構造物が出来上がると、なんとも言えない達成感が味わえます!
「大変で心が折れそうだったけど、ちょー嬉しい!」となるのです!
この気持はぜひ味わっていただきたい!
三つ目は『たまに住民に感謝される』です。
いつもではないですが、工事の事前PRやコミュニケーションをしっかりやっていると、特にあばあ様やおじい様から感謝のお言葉を戴くことがあります。
お茶とともに温かいお言葉を戴くと、
「あー、やっててよかったなぁ」
と本気で思います。
四つ目は、『道路や河川、橋などがどのように造られるか身を持って知ることができる』ということです。
土木の現場監督として仕事をするまではよくわからなかったし、そもそもどうやって造られているかなんてあまり興味もなかったです。
だけど、自分が実際にそれらを造るための監督をすることで世の中の土木構造物のスゴさに気がついたりするのです。
高速道路のインターチェンジがグルグルしている所を見ると「うおー!すげー!」となります!
ダムを見ても「いったい何年かけてこんなもん造ったんだ!」と、その壮大さに感動できます。
なので、土木構造物は世の中にあふれているので、毎日こんなことを考えながら生活できるので飽きません笑
五つ目は、『自然災害の恐ろしさを身をもって体験することができる』ことです。
土木工事を行っていると自然相手の仕事が多いので、結構こわい場面に遭遇することや、話を聞くことがあります。
ただ、そのような体験をすることで普段から予測が立ち、自分や家族の命を守るのに役立っているように思います。
例えばニュースで川が急に増水して流されてしまったとかいうことがあります。
河川工事をやっていると、雨が上流の方で降ったりすると急に増水することを身をもって知ることになります。
まとめ
というわけで今回は『土木の現場監督をやるメリットや、やっていて楽しいこと』というテーマでお伝えしてきました。
もう一度かんたんにまとめると
- やらなきゃいけない仕事はあれど、個人行動なので私用を日中にすることができる
- 究極に仕事が薄い日は適当に理由をつけて外出し、一日中寝れる
- 施工した場所を人に自慢できる
- 大変だけどやりがいがハンパない
- たまに住民に感謝される
- 道路や河川、橋などがどのように造られるか、知ることができる
- 自然災害の恐ろしさを身をもって体験することができる
となります。
もちろん、会社によって当てはまらないこともありますので、ご注意くださいね!
とくにゼネコンは個人で仕事しないので当てはまりませんよ!
わたしはこのようなメリットや楽しみがあるので今まで現場監督を続けられているんだと思います。
この記事がちょっとでも土木の現場監督を目指す方々のお役に立てば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
はんおじブログでした!