【現場監督】一級土木施工管理技士について知りたいポイントを３点にしぼって解説

土木工事の現場監督として、いち現場の最高責任者になるための資格として一級土木施工管理技士という資格があります。

この資格は、土木工事の施工管理においてもっとも一般的でもっとも必要とされる資格であり、現場監督として活躍するためには最重要な資格の一つです。

この記事では、一級土木施工管理技士について知りたいポイントを3つに絞って、わかりやすく解説していきます。

一級土木施工管理技士の役割や必要な資格要件、取得までの流れなどを詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

一級土木施工管理技士を取るとできること

一級土木施工管理技士とは、土木工事の施工管理に関する高度な知識や技能を持った資格です。

一級土木施工管理技士の資格を取得することで、以下のようなことができるようになります。

公共土木工事の責任者になれる

一級土木施工管理技士を持っていると、ひとつのの公共土木工事の主任技術者や監理技術者といった責任者になることができます。

資格証を工事の発注者に提示することで公共土木工事を会社が落札できるようになるわけです。

なぜなら一級土木施工管理技士は、土木工事の施工管理に必要な高度な知識や技能を持っているからです。

施工計画の策定から施工監理、品質管理、安全管理など、土木工事に関するあらゆる段階で的確な判断やアドバイスを行うことができるのです。

当然、責任者なので年収が上がる

一級土木施工管理技士を持っていれば、市区町村・都道府県・国の公共土木工事のほぼすべてで主任技術者や監理技術者になることができます。

会社としては一級土木所持者が一人いれば現場の入札に参加し、落札することができるようになるので『貴重な人材』となるわけです。

貴重な人材なのでその分、年収も上がるというわけです。

土木工事の施工管理ができる

土木工事をおこなうためには、様々な管理項目や注意しなければいけないことがあります。

例えば下記のようなことです。

上記以外にも、発注者との書類のやりとり・工事をスムーズにすすめるための打ち合わせ、工事現場周辺の方々への工事説明や日々の施工に関する打ち合わせなどやることがたくさんありますが、これらを全体的に管理できる基礎が知識として備わります。

一般的な受験資格

一般的な一級土木施工管理技士の受験資格は下の表の通りです。

例えば高校普通科の人が一級土木施工管理技士を取ろうとすると、指定学科以外になるので高校卒業後１１年半以上の実務経験がないと受験することができません。

試験勉強の方法について

一級土木施工管理技士の勉強方法の種類と提案をまとめました。

受験対策講座に参加する

一級土木施工管理技士の資格は、多くの専門的な知識と技能が必要とされるため、平日の夜間や休日に時間を割くことにはなりますが、勉強会や講座に参加することもおすすめです。

専門家や資格を持った方が講師を務める講座では、質問や相談もできるため、理解を深めることができます。

受験対策講座をおこなっている機関として有名なのは日建学院です。

日建学院は昔からあらゆる資格の講座を開いている老舗で、会社が絶対に資格を取らせたい場合に行かせる講座というイメージが私はあります。

日建学院のホームページはこちら。

自己学習する

一級土木施工管理技士の資格は、自己学習も大切です。

専門書や参考書はもちろんのこと、最近はYouTubeでも学習が可能です。

例えばこちらのようなチャンネル↓（GET研究所）

また、勉強の進め方や計画の立て方などを学ぶことも、合格につながることがあります。

過去の問題をやるなら、『過去問.com』というサイトがおすすめです。

実務経験を積む

実際にからだを動かしながら学んだことは記憶に定着しやすいものです。

そういった意味では実際の業務内で学ぼうとする姿勢が非常に大事。

ただの舗装でも一級土木施工管理技士を目指してとなると学ぶことが多くて楽しくなります。

まとめ：一級土木施工管理技士について知りたいポイントを３点にしぼって解説

以上のように、一級土木施工管理技士の取得には、勉強や実務経験など多くの努力が必要です。

しかし、一度取得すれば土木工事の施工管理に関する高度な知識や技能を持つことができ、年収にも直結してきます。

また、その知識や技能を持っていると日本全国どこに行っても働き口がなくなることがないと言っても過言ではありません。

ぜひこの機会に人生のステップアップとして、一級土木施工管理技士を取得してみてください。

以上、はんおじでした。

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